【敬愛七不思議 其の六】(後編)目標達成の条件から逆算してみると、すべきことが見えてくる。

【To Be Athlete Club】

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To Be Athlete Club
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敬愛七不思議シリーズ

今日から数日に分けて、私の母校である
『東大阪大学敬愛高校』
についてのお話です。

ちなみに、敬愛高校は

  • 陸上競技でインターハイ常連校
  • 全国IHでは総合優勝7回
  • 4×400mリレーでは日本高校新記録を何度も更新
  • 現役生もOGも走・跳・投で日本選手権出場者多数輩出

という感じで頑張ってる学校です。
(卒業生ながら雑な紹介w)

※あくまでも、
しんぐーの独断と偏見
紐解いてみるシリーズです。

超絶、個人的な視点です。(笑)
また、私が卒業して
12年が経ちます( ゚д゚)omg‼︎

今は全然、体制も雰囲気も
変わっていることをご了承ください🙇‍♀️

また機会あれば
他の敬愛ひが大生、OGにも
話を聞いてみてください。
(ネタは各学年、困らないほどあるはず。)

時代錯誤、効率悪い気はするし
全然、スマートなんかじゃなく
文字通り『泥臭く』戦っていた
高校・大学時代の話なので
参考になるかは分かりません。(笑)

けど、仲間と一緒に戦ったあのころが
今の私の土台といっても
過言ではないかな~と思っています。

前置きはこれくらいにして
早速、話をしていきたいと思います。

昨日の続きです。
見ていない方は、前編からどうぞ👇

種目を絞ることをせず
なんでそんなに出場するの?

ってよくいろんな方から
言われてたんですよ。
もう少し考えろ、って。

一つに絞って記録を狙うことも
大事だろう、という意見も
たくさん頂いていました。

もちろん、それはド正論。

恩師であり、その状況を生み出している
張本人の柿内先生だって

「人は1日1本しか全力で走れない」

って言ってはるんで
(これ聞いた時、思わず笑ってもたw)

記録を出すことに置いて
種目を絞ることが大切

ってことは、重々承知なんです。

それでも、

なぜ、出場種目を絞らないのか

それは、私たちのチーム目標
関係しています。

毎年、元日に部員一人一人が
先生に個人目標をメールで送ります。
(例えば、私の場合は・・・)

  • インターハイ400ⅿ・800ⅿ優勝
  • マイルリレーで日本高校新記録で連覇達成
  • 日本ジュニア400ⅿ優勝
  • 国体400ⅿ優勝
  • 無遅刻無欠席で怪我をしない

という順位・行動目標と
(最後の絞りだし感がすごいw)

  • 100ⅿ 11秒90
  • 200ⅿ 23秒90
  • 400ⅿ 53秒90
  • 800ⅿ 2分8秒90

という目標タイム(だいたい、背伸びしてジャンプするぐらいの高さw)

といったものを送ります。
(当時は800ⅿほぼ経験0で2分18秒がベストだったので
 このタイムは私としては、精いっぱいの設定だった。笑)

これは、どのチームや組織でも
当たり前にやっていることだと思いますが

それとは別に、
敬愛高校としてチーム目標がある。

それが、
全国総合優勝」

特に、私が3年になる年の
奈良インターハイで

  • マイルリレーの3分40秒切り
  • 過去最高得点である74点超え

目標に掲げていました。

これを達成しようと思ったら
普通の戦略では100%達成しない

大まかに、ブロックを勝ち上がるごとに
獲得得点は半分になっていきます。
全国で75点をとろうと思ったら、
近畿で140点、大阪で280点は獲得する

必要があるという計算になる。
※得点は、1位は8点、2位は7点となって
8位が1点となるので入賞すれば得点がもらえます。

1種目、1位・2位・3位獲ると
21点を獲得できるのですが
それを13種目で達成したとしても
273点なんです。(無謀なの分かりますか?)

インターハイの場合、記録での
追加点はないので(インカレはある)


1人でも多く入賞し、
1点でも多く獲得するために
1つでも上の順位にいくことが必須。

めちゃくちゃ
シビアな話になりますが

やっぱり勝負の世界やから
点を取れる人が点を取らんと
総合優勝出来ない。

もうこればっかりは、そう。

だから、
「3年生だから」とか
「頑張ってるから」とか
そんな ” 情 ” で選んだりしない。

そこはある意味、公平実力主義

選出された人は試合に出て
責任を持って、点を取る。
出れなかった人は、
その選手が100%で戦えるために
全力でサポートする。
(最強のサポート体制だとマジで思う)

全員で、総合優勝のために。

その姿勢の上に
大阪インターハイ、近畿インターハイの
十何連覇が成り立っていて
大学では、創部2年目で
関西インカレ総合優勝がある。

創部3年目で全カレ5位入賞(14名)

その中には、

  • 負けて悔しい
  • 勝ちたかった
  • 私も出たい
  • サポートしに来たわけじゃない

そういう葛藤は
サポート側にはあったはず。

それでも、選手が
「試合に全集中出来るためには?」
を常に考えて、先回りしてくれていて
おかげで、試合の時に指示をしなくても
チームが回っていたのは
紛れもなく、サポート人のおかげで。

彼女たちが総合優勝を作りました。
(私たちが最後まで走り切れるのは
 サポーターの心のこもったアイシングのおかげ。)

反対に、選手側も
敬愛として試合に出るというのは
少なからず、気持ちの面で
大変だったと思います。
(負けても誰も責めないし、むしろ、
めちゃくちゃ励ましてくれるけど
めちゃくちゃサポートしてもらっているのが

分かるからこそ、みんなのために負けらんない。)

なぜ、出場種目を絞らないのか

その答えは、総合優勝のため。

ただでさえ、人数が少ないから
1点でも多く取るためには
入賞しなくちゃなんだけど
その前にまず、
種目にたくさん出てないと
点数を取る機会ないから(笑)

二兎追って二兎とも獲る。


なので、
前編の思い出話につながるのですが
大学1回生のときは選手4人で
関西インカレの総合優勝
を目指していたので
そういうことにならざるを
得なかったんだよね、
という話でした🤣
でも、選手4人+マネージャーの5人で
総合3位に入ったし
翌年はしっかり優勝したよ✌


皆さん、どうでしたか?

  • 皆さんは
  • 皆さんのチームは
  • 皆さんの職場の人は

どんな目標の中で取り組んでいますか?

「いや、さすがに効率悪すぎだろ!」
っていう声が多いのかなー😂笑

インターハイやインカレって
関わった人の数だけ物語があるし
出てない人の感じ方・考え方もあるから
本当に答えなんてないけど

敬愛というチームは
目指しているところが
個人じゃ絶対に辿り着けない
ところやったんよね。

それに私個人は、
「せっかくやばい練習してるんやから
 高い目標立てる先生と一緒に
 全力で戦った方が
 絶対知らない世界が見えるやろ!

と考えていました☺️
(結果的に、世界を見ることが出来ました。)


もちろん、敬愛の中でも
トップの学年によって、さまざま。
捉え方、考え方はもちろん、
チームの方針も変わっていきます。
(私の代は、しんぐーの独断と偏見で問答無用、
過去最高得点での完全総合優勝マイル3分39秒切り
という目標を立てたけど。笑)



それぞれ関わり方があると思うので
自分はどうだったかなー
って思い返すきっかけになれば
嬉しいなー、と思います😊
(何かに一生懸命取り組んだ経験は
全て、自分の財産やもん。)

インターハイに関しては
また別の機会にシリーズにして
話してみたいですね。
(裏側はいつもてんやわんや。w)

とはいえ、90%ぐらいはいつもふざけてたけどw

という経緯があり、
真夏のインターハイで
何種目も戦って
最後の決勝でベストパフォーマンス
で勝つためには、
1年間に山ほど出る記録会で
多種目出場しておく。
(すべて目標達成につながっている)


私は、トラック種目のみだから

  • 100m,200m,400m,800m,リレー

いう感じで、
まあまあやれるんですよ。
(なぜなら、種目が重なることはない)


これもまあ、出過ぎだろって
思われるかもですけど

私が「やばいな~、すごいなー」
と思っていたのは

  • 混成種目・トラック種目を兼ねてたり
  • 跳躍・投擲・トラック種目を兼ねている選手。

これが、とにかくヤバい。(笑)

今までの話から
予想がつくと思うんですが、
出場制限Maxまで申し込むし
なおかつ、
自分が試合に出場する可能性がある種目は
基本、全部出る。(笑)


混成選手だったら7種目全部出る。
出場種目がメモしてある
ノート見た時に

  • 100ⅿ,200m,800m,100H,高,幅,砲丸,やり

って書いてあるの見た時は
正直、引いた。

これ、1日で全部出てはるからね。笑)

混成と400mH兼ねてる先輩は
これにプラス400mHも出てはって

「ヤバいところに来てしまった…滝汗

て命の危機を感じた。(笑)

しかも、試合と違って
こんなに種目を兼ねてると予想して
タイムテーブルを組まれてないから

800mの現地招集で

  • 「あ、今、〇〇さんは幅に行ってます」

と仲間が伝えてたり、
反対のピットでやり投げてる最中に

  • 「100mの組、次やでー!」

とか叫ばれてたり。(笑)

何種目も同時進行で
途中、抜けたりしながら
本当に縦横無尽に競技場内を
移動してるんですよね。

高跳びとか抜けて戻ったら
「もう10cm上がってて
 跳べへんかったわー🤣」
とか平気で話してて。(笑)

そんな環境にいると、
「あ、トラック種目だけ
兼ねてるのは、楽な方なんだ」

っていうマインドを作れます🤣

私が1番すごいと思ったのは
混成、400mH、800m(+マイルも)
をインターハイ路線で兼ねている先輩。

「超人じゃん (゚д゚)!」
(あの頃の衝撃って一生
忘れないと思う。尊敬しかない。)

どう考えても
陸上競技、楽しみすぎですよね😂

以上、

出場種目を絞らない理由でした。

どうでしょうか?
皆さんもぜひ、一度試して
限界突破、してみてください✌️

普通な努力とか
よくある行動は
普通の結果につながる。

異常なことをした者が
異次元の世界に

つなぐことが出来る。

ごくごく、平凡な私にとって
とても刺激的なチームでした。

それでは、
今日も1日いい日にしましょう。

またね〜


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