【敬愛七不思議 其の七】(後編)ぶっとばし続けた先にあったものは?

陸上クラブ To Be Athlete Clubってどんなクラブ?

つくば・土浦拠点とする陸上クラブ
To Be Athlete Club
(トゥービーアスリートクラブ)

正しい努力を積むことで
過去の自分を超え
自身の新たな可能性を見つける
成功体験を多くの人に提供したい

という想いで活動をしております。
幼稚園~高校生まで
年齢や目的目標に沿って
科学的根拠に基づいて
コーチングを行っています。

走るのが大好きな子はより速く!
走るのが少し苦手…な子も
どんどんかっこよく!速く!
走れるようになっています✨

随時、体験会を実施しております。
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敬愛七不思議シリーズ

今日から数日に分けて、私の母校である
『東大阪大学敬愛高校』
についてのお話です。

ちなみに、敬愛高校は

  • 陸上競技でインターハイ常連校
  • 全国IHでは総合優勝7回
  • 4×400mリレーでは日本高校新記録を何度も更新
  • 現役生もOGも走・跳・投で日本選手権出場者多数輩出

という感じで頑張ってる学校です。
(卒業生ながら雑な紹介w)

※あくまでも、
しんぐーの独断と偏見
紐解いてみるシリーズです。

超絶、個人的な視点です。(笑)
また、私が卒業して
12年が経ちます( ゚д゚)omg‼︎

今は全然、体制も雰囲気も
変わっていることをご了承ください🙇‍♀️

また機会あれば
他の敬愛ひが大生、OGにも
話を聞いてみてください。
(ネタは各学年、困らないほどあるはず。)

昨日のブログの後編です。
SNSでのたくさんのいいね♡
ありがとうございます😭

前編の続きになりますので
読まれてない方は、ぜひ
そちらを先に読んでいただけると
嬉しいです☺️🔻

いまだに、思い出すと
感情が揺れる今日のテーマですので
文章、荒れてしまったらすみません!笑

では、本題です!

なぜ敬愛娘は
前半からぶっ飛ばすのか

「なんでとばさないと
    いけないんですか?」

私が最初に直接、
柿内先生に聞いたのは
高校3年生の全国インターハイ、
800m決勝の前でした。

当時、800mを始めてから
まだ3、4ヶ月で、とにかく
いつも同期のチームメイトについていき
ラスト頑張る!というレースが多く
(楽させてもらっていました😂)

予選会では、
一人でも飛ばしていたんだけど
実は、独りで決勝を戦う初めて
インターハイの決勝でした。

今だから率直に話せるけど
自分が、いかにビビりで
しょーもないか、を
思い知った失敗談です。
(だからこそ一番記憶に残っている。笑)

  • 高校3年のインターハイで
  • 総合優勝が懸かっている大事な試合で
  • 記録よりも優勝が大事な場面で
  • 主将として負けるわけにはいかなくて

いざ、決勝を迎えた時、
初めてレース展開に迷い

「ついていった方がいいよな?」

という考えが浮かんだんです。

相手は、去年も優勝している
800ⅿ専門の選手だし
そんなに1周目も遅くないだろうから
いつもみたいについていって
ラスト勝負した方がいいよね?、と。


そのことを先生に伝えたら
一言、
「自分のレースをせなあかんで」
って言うんですよ。

正直、
「自分のレースって何なんやねん!」
って思ったんですけど
(試合前はいつも情緒不安定。笑)

でも、その時は
覚悟決めて、行くしかない。

と腹をくくって、
60秒5で1周目を先頭で入りました。

結果は、2位。

完全に後ろをついてこられて、
ラスト200m手前でスッと前に出られ
そのまま縮めることも出来ず
完敗のレースでした。

ただ、今思えば、
あの時、先生に聞いた時点で
負けてたんだな、と思います。

「800m専門でやってる子には
 勝てんかったな~、
 いや、でも頑張ったやろ。」
って自分に折り合いつけながらテントに戻ると

「お前の1点で総合、
 負けたらどーすんねん!
 分かっとるんか!!!」

って3年間の中で1番、怒られた。(笑)

後にも先にも、嬉し泣き以外で
テントでみんなの前で泣いたのは
あの時だけかもしらん。

先生に怒られた、とか
優勝できなかった、ということよりも
自分に負けた気がしてならなかった。

けど、あの檄が無かったら
もしかしたら、マイルリレーの
3分38秒台はなかったかもしれない。
(ゴール後は安堵の涙だった。笑)

土壇場で自分のレースを崩す、
ということは
自分がやってきたことへの
拒否、否定
に近い行為だと
学んだ瞬間でした。


2回目は、大学生の時。
凝りもせず(笑)
それに、素朴な疑問として

「何で、いっつも
 とばせっていうんですか?」
と聞くと

「7、8秒で勝ったって
 しゃあないやろ。」




・・・😑?

いや、しゃーなくはないやろ。(笑)

ただ、レベルが伴ってくると
「とばせ」と言われるのではなく
「60秒2、3では少なくとも入れ」
という具体的な数値での指示だったし
なんなら、100ⅿラップで
細かく提示がありました。
(おおよその目安としての提示)


理由は実にシンプルで、

「60秒切って入らんと
 2分は切れん。」

とのことでした。

「前半、とばさんと記録は出ない。
 日本で勝ったって世界で通用しない。
 世界で戦うためには
 最低でも60秒切って、
 通過出来んと話にならんのや。」


私が高校2年の時に
「世界を目指せ!敬愛」

の横断幕を全員で手作りした頃から
常に世界を見据えていて。

そのためには、2分を切ることが
800ⅿでは必須で。

だけど、当時の800ⅿは
1周目は62秒で速い方だった。

それでは、いつまで経っても
全体的な記録の向上は望めない。

どこで勝負したいのか
を、いつも見据えていました。

「作戦なんて、
 2分切れるようになってから
 考えればええねん。」

やっぱり、先生は凄い。

で、ここからは私の納得解で
今の私が感じている事なんですけど
(ものすごい私情。ひとり言です。笑)

4年前に後輩の川田選手が
2分2秒74の高校新記録(順位は2位)
で走った、というのを聞いた時、

なんていうか・・・
言葉にするのが難しいけど
何とも言えない気持ちに
なったんですよ。

ああ、ここに繋がってたんだ
と思って。

先輩達も私も含めて
ずっと、みんなが引き継いで
凝りもせずに、とばし続けてきた。

試合だけじゃなく、
むしろ練習はもっとぶっとばしてて
何回も、何回も失敗するんですよ。
(そして、後ろの人にごぼう抜きされる。笑)

ラスト200mから、もうバテて
よちよち、ベビーラン。
ジョグより遅い、
歩いてんじゃね?状態になる。

それでも次の日も、その次の日も
しっかり、とばして走る。

逃げたい、怖い、バテるの嫌、
抜かされたく無い、
そんな気持ちと葛藤して、

だいたい2、3回はヒステリックに
発狂する経験をする。
(私は、ほぼ毎回不機嫌になる。笑)

もう無理、出来ない、
いつまでもバテてしまう・・・
と何度も心が折れて
前に行くのが嫌になるんですけど
それでも自分に打ち勝って頑張る。


それはその先に勝利があることも
分かってるから出来る。

なぜなら、
インターハイや国体で
勝つ先輩の姿を見てるから

もちろん、この練習方法が
正しいかどうかはわからないですが

少なくとも、あんまり才能がない
身体能力が高いわけでもない私が
2分5秒で走れたのは
出来るようになるまで挑戦し続けたから
だと思っています。

さて、ここからは
自分で自分たちの戦いを
肯定させてもらうんですが(笑)

敬愛娘の戦いは
この大阪女子歴代10傑を
見ると分かりやすい。(2021年2月時点)

大阪800m女子高校歴代記録
①川田朱夏(東大阪大敬愛) 2.02.74 /2017
②横瀬彩也香(敬愛) 2.06.47 /2008
③宮出彩花(敬愛) 2.06.79 /2016
④戸谷温海(敬愛) 2.06.93 /2015
⑤石塚晴子(敬愛) 2.06.98 /2014
⑥新宮美歩(敬愛) 2.07.58 /2009
⑦高橋満里(敬愛) 2.07.75 /2010
⑧高松望ムセンビ(薫英) 2.07.93
⑨有廣璃々香(敬愛) 2.08.20 /2018

ちなみに、400mも。

大阪400m女子高校歴代記録
①石塚晴子(東大阪大敬愛)53.30 /2014
②川田朱夏(敬愛)53.56 /2017
③新宮美歩(敬愛)53.81 /2009
④大西愛永(敬愛)54.20 /2016
⑤木本彩葉(敬愛)54.32 /2013
⑥上山美紗喜(敬愛)54.40 /2010
⑦桑原綾子(大阪)54.71
⑧佐々木梓(敬愛)54.72 /2015
⑨上杉悠菜(枚方)54.78
⑩三木汐莉(敬愛)54.90 /2009

#大阪歴代10傑より(2021年2月時点)

(※年代は私の記憶で入れたから
 前後、間違ってたらごめんなさい🙏)


強い時期があった、
のではなく、
コンスタントに同じレベルか、
それ以上にレベルアップしている

大阪のレベルを、近畿のレベルを
全国のレベルを底上げに
少しは貢献できたんじゃないかな、と。

やってる当人の私たちは
すごい緊張するし、
葛藤するし、達成しなくて
苦しい思いもたくさんしてきた。


けど、

それでも、みんな、逃げずに
ずっと扉を叩き続けてきた。

その先の2分2秒だったのかなと。

もちろん、
川田選手の努力の賜物で
めっちゃすごいねんけど

同学年に同じように
ぶっ飛ばすライバルの存在だったり

800mの愉快な先輩たちの
存在だったり

そして、私たちの頑張りが
800mのレベルアップに
繋がってるのかな〜って思うと
なんだか報われたんだよね😌
っていう話でした。
結局、超自己満足の話になってしまった🤣

読んでくださって
ありがとうございます。
こんなオチですみません😅(笑)

けど、物事はきっと、
なんでも同じような気がする。

苦しい思いをして
なんで?って思う理不尽さも
ずっと継続して、試行錯誤重ねて
出来るまでやれば、

きっと、
未来につながっている。

それは他の種目も
他の職業や職種もそうだろう、
と思えるようになれたのは
良い経験を積めたから、と思える。

1人で世界に辿り着くわけじゃない。
1人の後ろに大勢の足跡がある。

だから、私も違う方面で
出来るまであきらめずに
ぶつかっていくぞー!

いろんな状況の中で
「もう無理だ、出来ない」
と思うことがあっても
とりあえず、あと1歩踏ん張る!
の精神でやっていこー!

とは言っても、諦めたり、挫折したりするけど
泣きながら、歯を食いしばっていくぜ!笑

以上、

なぜ敬愛娘は
前半からぶっ飛ばすのか

についてでした。

ここまで、読んでいただき
ありがとうございます☺️

たくさんのコメント、いいね♡
励みになります!
(今後もよろしくお願いします!)

それでは、
今日も皆さん良い一日にしましょう!

またね〜

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