【答えのない問題①】400mはとばす方がいいのか、について深掘りしてみた。

陸上クラブ To Be Athlete Clubってどんなクラブ?

つくば・土浦拠点とする陸上クラブ
To Be Athlete Club
(トゥービーアスリートクラブ)

正しい努力を積むことで
過去の自分を超え
自身の新たな可能性を見つける
成功体験を多くの人に提供したい

という想いで活動をしております。
幼稚園~高校生まで
年齢や目的目標に沿って
科学的根拠に基づいて
コーチングを行っています。

走るのが大好きな子はより速く!
走るのが少し苦手…な子も
どんどんかっこよく!速く!
走れるようになっています✨

随時、体験会を実施しております。
ぜひお気軽にお越しください🙌

\体験申込は公式LINEから受付中/

弱音吐きまくっていた人間が
質問に答えてみる。


先週、自分自身の高校時代の
思い出話をさせて頂きました。

この記事に【敬愛七不思議】シリーズを
まとめております。
見ていない方は覗いてみてください
☺️

その中で
『前半をぶっ飛ばすのはなぜか』
について深堀りしていこうと思います。

レベルは違えど、
悩みは4つに集約される。

最近、中学生や高校生、大学生と一緒に
練習したり、練習会を開いたり
する機会をたくさん作ることが出来ていて
若い選手の輪に混ぜてもらっていました。

突然、知らない年の離れた選手が
入っていくと、どうしても
「え、誰?」
と少し人見知りを発揮されるのですが
(私も同様だからだいぶ打ち解けるのに時間がかかる。笑)

練習とは良いもので、
しんどい練習を一緒にしていくうちに

  • 脳への酸素が回らなくなって(いい意味で)考えることが単純化されるし
  • 一緒に行う中で「ファイト!」と声掛けしていくうちに距離感縮まるし
  • 「同じメニューを乗り越えた」という共通の体験をすることで仲間意識が芽生えて

とにかく、コミュ障の私が
手っ取り早く輪に入る方法として
一番いいなと思っている手法です。
(他、メリットだらけだから一石十鳥ぐらいだと思う。)

そうして、終わって挨拶した後

  • 強くなりたい!
  • もっと速くなりたい!
  • 絶対に目標達成したい!

と意識の高い選手、
特に同じ種目の女子選手が
質問をしにきてくれます。

いろんな質問があるのですが
大きく4つの問題に絞られるな
と感じています。

  1. メンタルのことについて
  2. 練習や試合のことについて
  3. 食事や体型について
  4. 生活のことについて

内容に多少のズレはあっても
だいたいこの4つに分類できます。

そして、それはまさに
心・技・体、そして 生活

(この4つに向き合えば自然と整ってくる)

そして、それについての
悩みや質問、迷いに
めちゃくちゃ共感できる😭
(わ~、分かるわ~と毎回言ってる。笑)

今日はその中の
技術(専門的な部分という意味)面の
深堀りになります。
(いつも前置きが長い、ごめんなさい。)

的確な「答え」があるなら
ぜひ、私も教えてほしい。

まず、最初に多いのが

Q

最初からとばす方がいいんですか?

よく聞けば、
先生に「前半もっととばせ」と言われるのですが
そうした方がいいんですか?
とのこと。(私も「それ、思ってたわ!」と共感の嵐)

これに対する私の回答は

A

一回「よくとばしてたな」って
言ってもらえるぐらい
とばしてみたらいいんじゃない?

めちゃくちゃ冷たい回答ですが
こればっかりはこれしか言えないんだな
って最近になって気がつきました。

というのも、私の中に
言われて嫌な言葉ランキング
という生意気すぎるものがあり(笑)
その上位に

「(屁理屈は)いいから
 とりあえず、やれ。」

があります。(笑)

誤解を恐れずにいうと
その気持ちの裏には、

  • ちゃんと説明が欲しいし
  • 気持ちが乗らないままやりたくないし
  • 成功するという確証が欲しいし
  • とりあえず、恐怖の感情を知ってほしいし
  • 出来れば、やらなくていいよと言ってほしい。(笑)

こういう弱っちぃ、臆病すぎる
気持ちを分かってほしくて😂

柿内先生は、こういう
あーだ、こーだを聞き流してくれていて
最終的に「はい、行ってこい」の一言で
行かざるをえないのですが(笑)
「そんなこと言うな」と言わず
黙っているところに救われていました。

当然、他の時間の時に
「あんまりモチベーションが
 下がるようなことを言うな」

と諭されることは
しょっちゅうありましたが(笑)
走る前にはあんまり言われたことない🤔
(ひどい時は注意されるけどw)

後々、
これを言わせてももらえない、
聞いてもらえない、のは
非常にしんどいんだな
と後々、感じました。
(追い込まれている時に「誰のためにやってんだ」
 とか言われると「誰のためでもねえよ!」ってなる。
 こういうときに正論は全く効かない。笑)


だから、「やってみろ」というのは
あまり使いたくない言葉ではあるのですが

それでも、
やらないと始まらない。
やってみて初めて

見えてくる世界が変わる。

というのも確固たる事実。

初めから「それをすれば勝てる」という
すばらしい方法は存在しなくて
「その方法が自分に適しているか」は
やってみないと分からない。

やりもせず「正解かどうか」を
聞いたり、考えたりしても
そこに答えはなくて。

「やった人だけが答えを手にする」
質問だな~と思っています。

だから、
全然、腹がくくれるまで
何度も自問自答してグルグルしても
仕方がないし、そういう時間も
あってもいいと思う。

けど、

「どうせ、やる羽目になるから
 サクッと1回やってみた方が
 より早くゴールに近づくよ?」

と答えています。
(難しいけど、めっちゃ応援してる!)

その次に多いのは、

Q

 とばすといつも後半がバテるのですが、良い改善方法はありますか?

とばすことは出来ているんだけど
それがなかなか結果に結びつかない。
毎回、バテてしまうので
とばさない方がいいのかな?
という考えも出てくるとき。
(これもあるあるだし、
 よく頑張ってるな!と称賛の嵐。)

これに対する私の回答は

A

 自分がどのくらい「とばしているか」を把握している?
 何を基準に「とばしている」を評価している?


質問に質問で返すという荒業。(笑)

800ⅿ~長距離の経験がある方は
「タイム管理」は当たり前だと思うのですが

意外に、短距離系の
タイム管理は疎かになりがち
ということを最近、知りました。

おおよそのタイムでも計測は大事

元々、私は数値変化が好きで
数字が変化するのを見るのが好きなので
あらゆることを数値化して
グラフにする習性
があります。
(でも、分析は苦手という残念さ。笑)

そこまで、数値化してがんじがらめに
縛ることもないんじゃないか、という
考え方もあるので、参考程度に
聞いてもらったらいいのですが

中学生・高校生のカテゴリだったら
ある程度、数値化して指標を
決めるだけで目標達成率が
全然違うのにな~と、
話をしていて感じます。

例えば、

400ⅿの前半をとばしています。
という選手がいて
その「とばす」というのは

  • 100ⅿ・200ⅿ・300ⅿ毎の通過ラップタイムは何秒で走ってる?
  • 全力の何%を目安にとばせているかを判断してる?
  • 「記録」での%なのか、単に「努力度」の%なのかどっちかな?

という意地の悪い質問をします。(笑)

特に、1つ目の何秒で通過しているか、
自分の400ⅿはどういう
スピード構成になっているのか

を知っておくとか、おかないのかでは
トライ&エラーのスピードが
格段に違うな~と思っています。

私は、詳しい専門家・研究者でもなく
何人も日本一を育てる名指導者でもないので

前半の一番効率のいい
ラップ(通過タイムの割合)は分かりません。
(分かっていたら、自己ベスト連発しているはず)

けど、今の自分が
どれくらいとばしたら
全部出し切って、ゴール出来るか

は何となく、分かる。
(それが出来るかどうかは、また別の問題。笑)

私はその選手の先生でないし
ずっと助言が出来るわけではないから
的確なアドバイスをしてあげることは
出来ないんだけど、
一つ答えてあげられることは

「自分の現状と理想の構成を把握することを大事にする」
「タイム
データ数値)をものさしにして、そこに自分の感覚(努力度)をすり合わせた方が良い」

この2点を答えています。
(めんどくさいけど効果はてきめん)

以上、

弱音吐きまくっていた人間が
質問に答えてみる。

ということで
2つの質問を深堀りしてみました。

他にも、いろんな陸上競技のことや
それ以外のことで何か聞いてみたい!

ということが思い浮かべば
ここから質問も受け付けています☺️🔻

ぶっちゃけ、
答えはなく、良い時が続いて
これでいけるぞ!と思っても
なんかの拍子にはまらなくなって
「あれれ?おかしいぞ?」の繰り返し。

レベルが上がれば
ぶつかる問題もレベルアップして
選択する道も多くなるのですが

それこそ、

  • いいかも?と思ったものはやってみて
  • ちょっと続けてデータ取ってみて
  • いろんな修正加えながらバージョンアップして

それでも、もう無理だわ!お手上げ!
ってなったら、

スパッと切り替えて次に行く。

口で言うのは簡単だけど
行うのは難しい。

そんな難しいことに
大なり小なりチャレンジしている
私らすごいやんな!えらいぞ!
と励まして(笑)

今日も1日いい日にしましょう。

またね~


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