陸上クラブ To Be Athlete Clubってどんなクラブ?
つくば・土浦拠点とする陸上クラブ
To Be Athlete Club
(トゥービーアスリートクラブ)
という想いで活動をしております。
幼稚園~高校生まで
年齢や目的目標に沿って
科学的根拠に基づいて
コーチングを行っています。
走るのが大好きな子はより速く!
走るのが少し苦手…な子も
どんどんかっこよく!速く!
走れるようになっています✨
随時、体験会を実施しております。
ぜひお気軽にお越しください🙌
\体験申込は公式LINEから受付中/
今日は1年前のブログの
リテイク版です。
去年は感情先行の記事だったので
もう少し落ち着いて
所々、修正してみました。
卵巣嚢腫は誰でもなり得る
『よくある』病気です。
最初に、伝えたいことは
激しい運動が原因でなりやすくなる
という傾向は見られていません。
普段、健康に気をつけていても
なるときは、なってしまいます。
ここに自己責任はありません。
ただ、なってしまったものは
仕方がない、と受け入れたとしても
やっぱり手術はとても不安だと思うし
今はコロナ禍で面会禁止な場合も多いはず。
ひとりで心細いし不安で
いっぱいいっぱいになってしまう
気持ちはとても分かります。
- これから手術の方
- 将来、我が身になるかもしれない方
- 近しい人が手術になった方
- 手術にはならないけど、診断はされた方
少しでも不安が取り除けるような
「なんとかなりそうだな」と気持ちが
少しでも軽くなれば幸いです☺️❤️
前回の記事の続きになります。
読まれていない方は
こちらを先に読んでください☺️
卵巣嚢腫の予兆
私は400mや800mを専門に
走っていましたが、
20歳を過ぎたころから
試合終了後、5分ぐらい経つと
突然、下腹部に強烈な
内臓を捻り潰されるような痛みが
襲うようになってきました。
とにかく、
動けなくなるぐらい痛くて
冷や汗かきながら
10分ぐらいじっとしていると
何事もなかったかのように
痛みが収まっていました。
特に、1日の中の1本目が
1番痛くなりやすくて。
「次のレースもあるし…」
と考えながら、
痛みをやり過ごしつつ
毎試合ではなく、
1年に3、4回起きる程度で
痛みもおさまると普通に走れるので
誰かにいうこともなく
痛みを耐えてやり過ごしていました。
2年に1度の婦人科検診に
引っかかって…
大学院に進学して
23、4歳になった時には
痛みが出る回数が
徐々に増えてきていて
さらに、
今までは生理不順で
3、4ヶ月に1度しか来ない
希発月経(きはつげっけい)だったのに
生活環境や練習内容の変化もあって
2週間に1回は生理が来る
頻発月経(ひんぱつげっけい)になりました。
これが結構、厄介でもともと
遺伝的に貧血気味体質だったので
みるみるヘモグロビンの値が落ち
シンプルに、血液量が足りなくなり
最終的には、
生物が生命を維持するために
最も大事なミネラルである鉄を
貯蔵する土台となる
“フェリチン“の値が
「4」まで下がりました。
(アスリートだと20は欲しいところ。
この貧血の問題はまた別にあるので
また別の機会にお話ししたいと思います。)
どうにかしたいな、
思っていた時に
健康診断で受けた婦人科検診で
引っかかり、婦人科を受診することに。
婦人科ってどうしても
行くのを躊躇ってしまうところだけど
「これは行くしかない!」と決断し
婦人科を受診。
超音波エコーで診てもらうと
「右の卵巣が確かに
ちょっと腫れてるねー」
と言われ、大体、
4cm程度だったと思います。
これが微妙な大きさらしく、
手術するまでの
大きさではないらしい🤔
でも、試合シーズンだったので
手術は見送って、経過観察。
ただ、ホルモンバランスを治すと
もしかしたら、
嚢腫が小さくなるかもしれないし
頻発月経も治したかったので
「ホルモン療法で様子をみましょう」
ということになりました。
ホルモン療法って聞き慣れないと思いますが
昔とは比べ物にならないぐらい研究も進んでいて
今では、多くの女性アスリートが低量ピルを
服用して競技生活を送っています。
この時もお医者さんから
「低量ピル」を勧められました。
だけど、私はどうしても
「ピル」に対して抵抗があったんです。
ただでさえ、
PMS(月経前症候群)がひどいのに
副作用で太ったり、
精神的に不安定になるイメージが
拭えなくて、嫌だったんです。
- 毎日、服用を続けないといけないこと
- 当時、ピルは治療薬ではなく不妊薬とされていて保険適用外でめちゃくちゃコストがかかる
ということもあり
「他に方法はありませんか?」
と聞いたところ
では、
ホルモン補充療法(注射)
にしましょう。
ということになりました。
エストロゲンの量が低いから
副作用も少ないだろう
ということで
そちらを選択したのですが…
これが1ヶ月に2回、計3本の
筋肉注射で、痛い。
とにかく、痛い🥺
インフルエンザの予防注射や
コロナのワクチン接種も
筋肉注射ですよね?
あれと同じく、ホルモン注射は
お尻にブスっと💉
お陰で、生理は
月に1度、逆算しながら
コントロールして定期的に
来させることができました。
だけど、お腹の痛みは
なくなることはなく、
約8ヶ月くらい通ったんですが
卵巣の大きさは変わらず…
継続して注射していたのですが
いろんな要因で
私の精神状態が悪くなってしまい
かなりしんどい時期になっていました。
痛みも変わらんし、注射辛いしで
だんだん婦人科通院から
足が遠のいてしまいました。
ここで頑張って1年に1回でも
定期的に受診しておけば
- ここまで大きくならなかったかな?
- 不調の原因を長引かせることは無かったのかな?
なんて、たらればを
考えないと言ったら
嘘になりますが。
でも、今、思い返しても
あの時は自分を保つのに必死で
離れて正解だったと思う。
自分が納得するまで追い込んで
本当に壊れて、
自分が大っ嫌いにある前に
自分を大切にすることに気がつけたことが
私の成長だと思う。
結局、どこまでも人の話を聞かず(笑)
自分の意志で選択したので
全ての出会いや出来事に対して
感謝しかない。
だけど、その反面、
勿体無いことをした
という自覚はある。(笑)
みんな、気をつけて。
痛い時は、ちゃんと病院に行こうね😂
少しでも気になることが
あるなら、受診を!
話がそれましたが、
この卵巣嚢腫は
20〜30代の若い女性に
よく見られる非常に
発症頻度が高い腫瘍の一つで
その80%程度は良性だそうです。
※ちなみに私の嚢腫は
水分がたまった漿液性嚢胞腺腫
(しょうえきせいのうほうせんしゅ)
というもので良性でした✌️
卵巣嚢腫の他にも
- 子宮内膜症
- 子宮筋腫
も腹痛の原因になるそうです。
卵巣の腫瘍は小さいうちは
症状が出ることは少なく
大きくなってから症状が
出始めることが多いのが特徴。
(私も試合のレース以外は
日常生活で痛むことはほぼ無かった)
嚢腫自体が痛みを伴うというより
卵巣が大きいため、お腹の中で動いて
子宮と卵巣をつなぐ卵管が
捻転(ねじれちゃって)して
気絶するほどの痛みが出て
発覚することも少なくないそう。
- お腹が張る(腹部膨満感)
- 下腹部の痛み、腰痛
- 便秘 や 頻尿
- 下腹部を触ると柔らかいしこりがある
- 生理痛が重い
私も下腹部にちょっとした
しこりがあることは
気づいてたけど
胃下垂なもんだから
勝手に「胃」だと勘違いしてた😂
お腹に「でっかい胃」と
「爆弾卵巣」抱えて
よく走ってたな〜
と昔の自分を尊敬するw
でも、こんなのは
スタートラインに立てば
言い訳でしかなく、
結果が出んかったら
元も子もない。
勝つか、負けるか。
そういう世界線で戦っていた。
「我慢して頑張ったで賞」なんて
無いんだから😂
最後の数年は
もう一度、陸上競技で戦いたい
と思って環境を変えたけど
正直、我慢の限界で
何より、痛みの恐怖で
- 追い込みたいところまで追い込めない状況
- 速くなるために必要な練習、やりたい練習ではなく、やれる練習しかできない状況
それが自分にとって
すごくショックで、
もう走るのも潮時かなー
と思っていた矢先に
足が遠のいていた
婦人科を受診することに!
この続きはまた次の記事で。
ということで
今日も1日いい日にしましょう。
またね〜
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陸上競技のことでも、
それ以外のことでも!
ぜひ、お気軽に質問してください😇🔻
(回答はゆっくりめです)